喪中のはがき

年賀状を書く時期になったら 今年も「喪中につき・・・」
というはがきが何枚か届きました。

その中で 心温まる書き方をしたはがきが1枚あります。

表題も「喪中につき・・・」ではありません。

「新年の御挨拶にかえて」とあります。
「妻の父◯◯◯が◯月12日に
  ◯◯歳で永眠しました。
  船の横で倒れた日まで、
  漁師として働いた父は
 天国でも大漁をし大好きなお酒で
 一杯やっていることと思います。
 私共も故人の思い出を胸に
 新たな気持ちで過ごしてまいります。
 皆様には良い年が訪れるように
     お祈りいたします。

     平成24年 12月  」


形式に捉われず 自分たちの言葉で、しかも
誰がどのように亡くなったのか まで書かれて
あります。
何より お父様に対しての深い愛情を感じさせる
文章になっていると 感心しました。

どなたがお亡くなりになったのかさえわからない
はがきをいただくこともある昨今、心のこもった挨拶状
だなあ と思いました。